
3行でわかる中国AIの今
- 「Qwen3」と「Kimi K2.5」が登場 — AlibabaとMoonshot AIが最新モデルを投入、米国トップクラスに肉薄
- 圧倒的なコスパ — Kimi K2.5は100万トークンあたり約1ドル。GeminiやGPTの数分の一の価格
- 動画生成も統合 — Kimiはテキストだけでなく動画生成機能も搭載し、マルチモーダル化が加速
米国一強時代の終わり?
2025年初頭の「DeepSeekショック」から1年。中国のAI開発は止まるどころか加速しています。
Qwen3-Max-Thinking (Alibaba)
Alibabaが発表した最新モデル。数学やコーディングなどの「推論能力」を強化し、OpenAIのo3シリーズに対抗できる性能を謳っています。特にアジア圏の言語処理において高い精度を誇ります。
Kimi K2.5 (Moonshot AI)
今、最も注目されているのが「Kimi」です。
- 価格破壊: 高性能モデルでありながら、運用コストを極限まで下げています。
- 動画生成: テキストから高品質な動画を生成する機能を統合。Soraへの対抗馬として名乗りを上げました。
なぜ中国勢は強いのか?
1. オープンソース戦略
QwenやDeepSeekは、モデルの重み(設計図の一部)を公開することで、世界中の開発者を味方につけました。「タダで高性能」なモデルがあれば、企業はそちらを使いたがります。
2. チップ制約の克服
米国の輸出規制により最新GPUが手に入りにくい状況ですが、それをソフトウェアの最適化でカバーしています。限られた計算資源で最大の効率を出す技術は、皮肉にも制約によって磨かれました。
私たちはどれを使うべき?
「セキュリティが心配」という声もありますが、ローカルで動作するオープンソース版なら、データが外部に漏れる心配はありません。
- コスパ重視なら: KimiやDeepSeek
- 日本語性能なら: Qwen(多言語データが豊富)
選択肢が増えるのはユーザーにとって歓迎すべきことですが、米中AI競争の激化は今後も続きそうです。
